入社から単独で運行するまでとその後のステップアップ
当社は珍しくドライバ―経験者は少なくて、未経験者からドライバ―になる人が多いです。
何故かは分かりませんが、以前から、そのような傾向です。トレーラーのドライバーに関してはなんとほぼ全員ですね。
普通免許で入社して4t車から始めるドライバ―も沢山います。
未経験者でも安心して業務が出来るように、新人の指導と教育をしています。
4t車から始まって大型車、大型車からトレーラーと1年から2年でステップアップするドライバ―もいます。
当社へ入社していただいた方が単独で、トラックを乗り運行するまでの新入社員の流れをご紹介します。
新人研修の流れ
当社に入社が決まった社員の方の新人研修の流れを説明します。
① 出社前の準備と仕事の説明
・入社の数日前に、入社前の事前説明をします。就業規則と業務上の注意等です。
・ユニフォームや安全装備(ヘルメット、安全靴、革手等)の支給をします。
② 入社1日目~3日目
・指導員と一緒に同乗してトラックに乗務します。業務の流れを指導してもらいます。
③ 入社4日目~6日目
・主に運転についての指導をします。安全運転の再確認です。未経験者へは乗用車とトラックの違いを指導します。
・積み込み、荷卸しについての作業指導。
・安全についての徹底指導(安全は全てに優先する!)
④ 入社7日~9日目
・ほぼ単独で乗務して、作業をしてもらい指導員は補助的役割で同乗する。
⑤ 入社10日前後
・指導員から単独乗務のOKが出れば、管理課長が同乗して、最終見極めをします。
⑥ 乗務開始
・管理課長の了承で、単独での乗務を開始します。
・単独乗務を始めて間もない時は、積み込みや荷卸しの作業は他のドライバーと一緒に行います。
・研修期間はほとんどの新入社員で10日から14日です。
新人研修期間に行うこと(その他)
① 健康診断(前職で健康診断を行っていればその結果を確認します。)
② 適性診断(初任診断は国土交通省から義務付けられています。)
③ 運転記録証明の取得(過去3年間の事故歴等を自動車安全運転センターより取得します。)
④ 玉掛免許の取得
初任運転者に対する教育
下記内容を座学と実車で15時間以上、実際にトラックを運転して安全な運転方法を指導で20時間以上。
合計35時間以上の初任教育を行うように国交省が定めています。
① トラックを運転する場合の心構え
② トラック運行の安全を確保するために遵守すべき基本事項
③ トラックの構造上の特性
④ 貨物の正しい積載方法
⑤ 過積載の危険性
⑥ 危険物を運搬する場合に留意すべき事項
⑦ 適切な運行の経路及び回避並びに緊急時における対処法
⑧ 危険の予測及び回避並びに緊急時における対処方法
⑨ 運転者の運転適性に応じた安全運転
⑩ 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処方法
⑪ 健康管理の重要性
⑫ 安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法
車両について
① AT車両(オートマ車両)
当社の車両はほとんどはAT車(オートマ車)です。大型車とトレーラーはほぼ全車両、4t車はマニュアル車です。
② 安全装置
全車両にデジタルタコグラフ、バックアイカメラ、ドライブレコーダーを装着しています。
その他、新型車両へは居眠り防止装置等の安全装置が付いています。
また、スリープバスター(居眠り運転警告装置)も使用しています。
JUKI スリープバスター https://www.juki.co.jp/sleepbuster/sleep-buster/
新入社員のために
当社に入社して、これからトラックドライバ―として活躍していく皆様へ。
始めての仕事で、経験のない事ばかりですので、業務に慣れるまでは不安なことが多々ある思います。
私たち管理者と先輩ドライバ―は何でも相談にのっています。
また緊急事態が発生すれば、管理者がすぐに現場に飛んで行きます。
皆さん、安心して乗務してください。